朝のお風呂で熱いお湯をどうぞ

もともと体温調節機能がバカになってしまっているので、最近暑くて薄着していたら体がすっかり冷えこんでしまっていた。低気圧ということもあってめちゃくちゃ調子わるくなって5時に起きた。どうにも寝れないので風呂を沸かして浸かる。冷えた手足がじわじわあたたかくなるのを感じる。春なのに、体も気持ちも大変に冷え切っている。ベッドに戻って少し眠る。起きたら着ていたTシャツが汗でぐしゃぐしゃになるくらい濡れていた。
体温調節機能も使い物にならないのだけど、同様に気持ちの調節機能もまったく働かないのでいままで散々な目にあってきた、というより、散々な目にあっても気づかないで溜め込んで後々になって、一気に辛くなったり悲しくなったりしてしまうことが何度も何度もあった。自分がどうしたいかとか何をやりたいかとか、意欲もなければ拒否もないような感じで、ただ流れるプールで流されるみたいに、溺れることもなく浮かんできていた。家、そもそも、自分の意思が尊重される環境でなかった。私はできる限りいい子でいたので、自分の意思を発現させないスキルを身につけていた。そういう訓練下のもとにあった。
今となっては、私の意思が尊重されしかしない環境に生きている。どこへ行きたいのか、何をしたいのか、誰といたいのか、そういうことを聞かれた時にはじめは一体何のこと?という感じで全く答えられなかった。だんだん、言えば人に認めてもらえる可能性があるということに気づいた。会うたびに「かわったよね」と言われる。私はお人形さんではなくなったのだった。
しかし家にいる人たちは、私のことをまだ相変わらずお人形さんだと思っている。高校卒業して家を出て、もう5年目だというのに私がいまだ高校生のままだと思っているのだった。だから私の意見は尊重されたり認めてもらうことはできない。もうお人形さんでないと、伝えていかなくてはいけない。
仕事、お人形さんやピエロから人間に戻す仕事をしている。私だって最近戻りつつあるのでまったく時間がかかることなのだけど、そういうことに投資するお金や時間は有用なものであると思う。長い時間はかかるけれど、それよりも長い時間をお人形さんでなく人間として過ごせるから。