白鳥へのラブレター

少し前のはなしですが、8月9日木曜日によなかさん(@_ynk)のバレエの発表会へいったことについて、書かなくてはならない義務のようなものを感じていたものの、ストーカーのブログぽくなったので長らくお蔵入りにしていましたが、ストーカー部分を推敲してやはりここに記します。

 

よなかさんとは過去に1、2回?くらいしか実際にお会いしたことはなくて、でもまあ毎日インターネットで見てるみたいな関係、すっごく仲良しとかいつも遊んでるそういうのではないので、突然発表会に行くの、いいのかなと迷ってもいたけど、険悪な仲ではないし、なにより私が行きたかったので行かせてもらった感じ。

よなかさん。頭がキレるし、自分の意志が固いし、仕事も勉強もやっているし、それにずっとバレエをやっているので憧れてる。私は幼稚園のころ、大人になったらバレリーナになりたかったけど、人生で一度もバレエはやったことない。大人になってからは1年に1回くらい本物をバレエを、1年に4回くらいバレエのライブビューイングを見に行くようになったけれど、バレエのあれこれについては月並みな知識しかない。

あとこれは私の確実な偏見なのだけど、fateアーサー王とか、シュタインズゲートの牧瀬紅莉栖とか、アニメを見ていて突然「あっこれ誰かに似ているな」と思って、よくよく考えたらよなかさんだったみたいなことがある。女の容器に入れられた強い人間の魂という共通項があると勝手に考えている。そしてキュートな見た目も似ているとも思う。

その日私は仕事を2時間早く上がって、池袋駅で予約した花を受け取って電車に乗った。電車で、隣の大学生っぽいカップルはイヤホンを二人で分割してyoutuberの動画を見て爆笑していた。2駅ほどで前に赤ちゃん連れの夫婦が来てしまい、席を譲ろうかとも思ったけど、気づかないふりをしてやり過ごしていたらそのまま寝てしまった。同じ駅で降りたので気まずかった。

駅から歩いていると、ホールの方から出番を終えた子どもが何人か出てきた。安堵の表情で保護者と歩く姿に、よなかさんの幼少時代への想像と、自分の幼少時代のピアノの発表会の回想とを重ね合わせた。800人収容の客席の真ん中あたりは大分埋まっていて、どこに座るとよいかわからずとりあえず入り口から近いところの端に座っていたが、目が良くないので途中でかなり前方へ移動した。白鳥の湖2幕の途中だった。今まで何度かプロの白鳥の湖も観たことあったけど、発表会との一番の違いは、技術云々や完成度ではなくて、1人1人がどれだけ輝くかということに重きが置かれていることだと思った。まあ演者の年齢等もバラバラなので白鳥が子どもからおばさんまでいろいろいて、仮に文字通りの意味の「白鳥の湖」が本当にあったとしたらこんな感じだろうなと思いながら観たりした。3幕の、フィアンセの踊りのよなかさんは控えめに言ってもめちゃくちゃきれいだった。他の演者ステージで客から観られているのを意識しているように見えたけれど、よなかさんは客から観られていることに対して、それを意識する以前に、彼女の役としての演技をステージ上のよなかさんは、一人だけで完璧に完成していた印象がある。とにかくかわいくて輝いてて、よなかさんの好きな人はこのよなかさんの輝きを見に来なかったことを後悔すべきだと思った。あと三人で踊ってた小学校中学年くらいの子どものうち2人の女の子が異様に上手かったのが印象的。

4幕が終ってカーテンコールで文字通り先生が持ち上げられて、みなに花を1本ずつもらって泣いてるのを見てなんか私も号泣していた。最近輝いてる人や自己実現に向けて努力を怠らない人をみるとすぐに尊さを感じて泣いてしまうのが悩み。よなかさんも泣いていた。ツイートをみていて、いろんな思いがあるということをなんとなく知っていたので、ああ、こういうときは感情が爆発するよなあと思ってみていた。

終演後花束を渡すためにロビーで待っていたのだけど、白鳥の衣装ままの子どもたちや大人たちがドアから少しずつ出てきて妖精みたいだった。居心地が悪くてそわそわしてたけど、なんかよなかさんと会ったら、さっきまで舞台にいた人に会うのが緊張してしまって表面的な話しかできなかったので後悔しています。花が渡せたのでとりあえずよかったことにしよう。

帰りの電車の中で、自分の生活について振り返っていた。自己実現に向けてなにかしたい気持ちがあったのに、なんにもできずに3年くらいすぎていた。大学時代のセクハラ呪縛から全く逃れられていないことも、いま生活で手一杯なことも要因だった。その点よなかさんの輝きはやっぱり私の憧れだった。胸がいっぱいで、駅で吸ったタバコ1本でお腹がいっぱいになってしまった。

 

さて、ここまでが8月のブログ。今日私は東京文化会館へピアノリサイタルに行って、次の次のボーナスくらいで、家にピアノを買うことを決めた。今弾きたい曲は、ベートーヴェンソナタ第13番です。なぜなら今日赤松林太郎さんが弾いてたのがものすごくよかったから。今日のコンサートで使われていたスタインウェイ倍音まではっきり響いていたことで、私も鳴らしたい!と久しぶりになった。そう思わせるピアノが弾けるのすごいな、さすが指導者として受賞するだけあるよ。私は人になにか感じてもらうためとか、誰かに満足してもらうためとかじゃなく、自分のために、自分のためだけに表現をまたやりたいな。